タグ別アーカイブ: 易経

カルロス・ゴーンさんが逮捕!王国の王様になってしまうと、意見具申してくる人がいなくなる?乾為天の龍の話にそっくり!

日産の窮地を救ったカルロス・ゴーンさんが
逮捕されまてしまいました。
日産という王国の王様には、物を申すことが
できる人がいいなくなってしまったと
いうことですかね?

私は易をやるのですが、易のことが書いてある
易経関連の本に今回のことにピッタリの
ことが書いてあるのですよ。

易経の乾為天の龍の話を知ってますか?

ここでその話を書くと、長くなってしまうので、
上のリンクを読んでみてくださいね。

乾為天の龍の話というのは、ある意味では、
人の成長の物語なんですよ。

乾為天とは、易経の中の卦のことです。
これも書けば長くなるので、全部が陽という
イメージを持ってもらえるとわかりやすいと思います。
(裏を返せば、陰がまるで無い)

最初は世の中に出ていない龍、
最後は、世の中でトップに上り詰めた龍。
6段階で人間の成長を表していく。

6段階目がトップで、トップに上り詰めたらどうなるか?

易には極まれば転ずという法則があります。

易は、陰陽で世の中の出来事を物語っているので、
陰が極まれば(行けるところまで行ったら)陽に転ずる。
陽が極まれば(行けるところまで行ったら)陰に転ずる。

例えば、もうすぐ冬至ですね。
冬至は、陰が極まった日。
そこから陽に転ずる。

昼間の時間が一番短くなる=陰が極まる。
その日を境に、陽が少しずつ増えてきて、
夏至に陽が極まって、昼間が一番長くなる。

冬至と夏至が陰陽反転する日なのですね。

話をもとに戻して、陽が極まれば陰に転ずるので、
トップに上り詰めたら、あとは落ちるしかない!

易の解説が書いてある文章を読んでいると、
まるで、カルロス・ゴーンさんの運命が
書いてあるかのようなことを書いているのですね。

亢龍有悔。何謂也。
子曰。貴而无位。高而无民。
賢人在下位而无輔。是以動而有悔也。

何が書いてあるかというと、
亢龍有悔
これがまさしくカルロス・ゴーンさんの
今の状況です。

頂点に上り詰めてしまったので、
悔いがあるということ。

ようするに、逮捕されてしまったので、
しまった!!って思っているわけですね。

その後に、どうして「しまった!!」という
状態になったかを偉い人が解説しているのです。

子曰=偉い人、でも社会的な地位が高い人とかではなくて、
世の中の道理がわかっている人という意味合いです。

貴而无位

貴くして位がないと書いてあります。

カルロス・ゴーンさんは、社会的には地位が高い。
でも、逮捕されてしまったので、今後は日産の
会長という座も追われることになりますね。

もう一つの意味としては、社会的に地位が高くても、
人格が高いとは言えないという意味にも
捉えることができると私は思います。

高而无民

高くして民がいないと書いてあります。

ようするに日産の会長に上り詰めてしまって、
周りには、意見具申できる人が
いなくなってしまったということですね。

社会的地位が高くなると、自分が偉くなったと
勘違いしがちですが、社会的地位が高いことと
人格が高いこととは別のものだと私は思います。

賢人在下位而无輔

賢人は下の位にいて、助けられる立場には
いないと書いてあります。

賢人というのは、その字の表すととおり
賢い人のことですね。
易では、もっと深い意味をもたせている
ような気がしますが、今回はわかりやすく、
賢い人という認識にとどめておきます。

賢人は、日産の会長よりも下の立場にいて、
会長に意見を言える地位ではない、
助けられる地位でもないということですね。

賢人の立場から考えてみれば、
カルロス・ゴーンさんのようになってしまった人は、
助ける価値に値しないとも捉えることができると
私は思います。

人は変えられないから、自分で気づいて
変わらないとどうにもならないってことですかね・・・。

是以動而有悔也

ここで動いても、悔いが残るだけだよって
書いてあります。

ここまで来たら、悪あがきをしても、
どうにもならないってことですね。

逮捕されて、今後どうなるか・・・。

いつか易のことをちゃんと書きたいなぁって
思ってたのですよ。

わかりやすい例えが今回のカルロス・ゴーンさんのことで、
書くきっかけを与えてもらったことに
感謝したいです。

©:2016みぜっとの6割主義でゆるく生きる