太極拳を始めて、この9月で8年目。
始めた動機は、自分の体調が悪いのをなんとかしたかった。
若い時から自律神経失調症と言われ、結婚して
子供を産んでからは、悪性リンパ腫と診断され、
パニック障害も発症した。
その時に出逢ったのが太極拳。
5年ぐらいは、なんとなく続けてきた。
自分の体調が良くなればいいかなぁって思って。
その後、どうも太極拳は自分に合っているような気がして、
師範を目指して、学びを深めてきた。
ひと通り24式を覚えて、ひとりでも出来るようになると、
どうも他の人の太極拳と私の太極拳は違う気がしてきた。
先生からも、特に前傾姿勢になっているとの指摘が多い。
YouTubeでいろんな人の動画を見比べてみて、
やっとわかった!!
そもそも、立ち方からして違う!
わが流派、楊名時太極拳では、左足を肩幅に開いて
立つ時、両膝をゆるめ、自然立ちをする。
肩と肘のちからを抜き、両手は自然にたらす。
思うに「自然立ち」ってどう思うかは、人によって違わないか?
ただ、力を抜いて立っていた私。
全身脱力状態・・・。
これが違うんだということに、8年目にしてやっと
気づいた!!
他の流派の太極拳と楊名時太極拳の大きな違いって
ここにあるんじゃない?
楊名時太極拳にケンカ売るようなことを書いてしまうけど、
「自然立ち」ではなくて「円襠(えんとう)に立つ」
ネット検索してて見つけたブログに書いてあった。
仙腸関節を開く「円襠」は、凄い(^_−)−☆
私の中での「自然立ち」は、股関節が逆Vの字になっている。
普通に肩幅に足を開いて立てば、逆Vの字になると思う。
ところが「円襠(えんとう)に立つ」を意識して立とうとすると、
仙腸関節を意識して、仙腸関節の下の方を開かないと
逆Uの字にはならない!
「自然立ち」では無いのだよ!
この立ち方で24式太極拳をやってみると、
あきらかに別物の太極拳になる。
今まで、片脚で立つ時にバランスが取れなくて
苦労していたのが嘘のよう!!
たったこれだけで、弓歩も虚歩も独立歩も
全く違った感じでできる。
あきらかに体重移動が簡単にできる。
虚と実の足が、苦もなく体感できる。
円襠に立つと、自然と踵(かかと)に重心が来て、
「沈肩垂肘」が自然にできる。
この発見は、我ながら凄いと思った!!